5年間で企業数で約1.9倍,利用者数は約3.7倍に増加 した業種は何でしょうか?
実は経営コンサルタントなのです。
帝国データバンクの調査ですから信用できます。
弁護士や公認会計士、弁理士などのいわゆる士業は法律により定められていますので資格が無くては開業できません。
これらの資格を取得するためにはとても時間と労力を要します。
しかし経営コンサルタントは士業の中で唯一資格が無くても開業できます。
日頃の業務を通した経験や知識が有ればあえて新しい知識を学ぶ必要も有りません。
さらにサービスを受けたい企業も増加しているのです。
なぜならコンサルタントの仕事は『コンサル』『M&A』『分析』『支援』『企画』
『ブランディング』『ソリューション』『プロモーション』『アドバイザリー』『マーケティング』『調査』などと
ちょっと考えただけでもとても幅が広いのです。
例えば金融機関で融資を担当した人はどんな経営計画書を作成すれば融資がスムーズに行われ、どんな計画書だと融資が受けられないか日頃の業務の中で熟知しています。
そこで経営計画書の作成方法をコンサルする事で
”資金調達支援コンサルタント”として成り立ってしまうのです。
企業にとって資金調達はとても重要な問題ですので需要は多いのです。
さらに経営コンサルタントの仕事はセカンドキャリア起業としても向いています。
セカンドキャリアとは「第二の人生における職業」を意味します。
定年後や脱サラ、育児を終えた後等のキャリアを指します。
セカンドキャリア起業の皆様はすでに相当の経験を積んだ方が多いと思われます。
従って起業するにあたって新たに技術や知識を身に付ける必要が有りません。
今までの経験や得意な事、好きな事を活かすことが出来る起業方法です。
他にもコンサルタントはセカンドキャリア起業としてメリットが多いのです。
1.多くの開業費用が掛かりません
例えばコンビニの経営やラーメン店を開業しようとすれば1000万円以上の資金が必要です。コンサルタントの場合事務所は自宅でも出来ます。パソコンが有ればほとんどの仕事は可能ですので初期費用がほとんど掛かりません。さらに自分一人で開業すれば人件費もかから無い為固定費も少なくて済みます。従って万一失敗してもやり直しがききます。
2.粗利益が多い
サービス業ですので商品仕入費用や原材料費用が掛からない為粗利益が多いのです。
売上額がほぼ粗利益となります。
小売業の場合売上が100万円であれば粗利は30万円程です。
コンサルタントは売上が100万円で有れば粗利はほぼ100万円です。
小売業の3倍も多い粗利益です。しかし手間や能力は3倍も必要では有りません。
3.体力勝負で無いので生涯現役も可能です。
セカンドキャリア起業にとって、体力勝負ではハンディも有りますが、知力や経験があれば体力はそれほど必要では有りません。(もちろん健康でなければ勤まりません)
私の知人ですが90歳で現役です。年齢が高く成っても収入は減少しないばかりか上昇する場合が多いのです。
4.副業が可能(サラリーマンの場合企業の許可が必要)
いきなり独立しなくても勤めながらも開業が可能ですので、開業のリスクが有りません。
最近では働き方改革の一環で副業を認める企業も多く成っています。
企業に勤めながら顧客を作り収入が安定した後に独立する事が可能です。
「下流老人」という言葉が流行りました。
実際に平均寿命が延びたことにより働けない期間が多く成り“とても長い老後”になった事も多くの「下流老人」を生んでしまう事の原因です。
現在、企業に努めるサラリーマンはほとんどが60歳で定年です。65歳までの雇用は確保されていますが年収は現役世代の30%~50%とほぼ半分以下になります。現役世代の年収が高い企業ほど定年後の収入は減少する事が一般的です。
年収が下がっても生活レベルを下げることは中々出来ず退職金を崩しながら生活している事が現状です。仮に定年前の月収が100万円として定年後の年収が30万円とします。
差額は70万円です。生活レベルを下げて50万円としても20万円の不足、年間で240万円の不足です。5年間で1200万円が退職金から流出してしまいます。退職金が2500万円とすると65歳になっていよいよ退職する年になったとき退職金は約半分になってしまいます。現在男性の平均余命は55歳の人で82歳、女性は89歳です。これからはさらに寿命は延びます。こうした中で頼りの年金は月額夫婦二人世帯で20万円程です。
65歳からの生活費をさらに30万円に下げても年間で120万円の不足で、もし蓄えが無く退職金だけが老後資金ですと10年後の75歳で退職金は無く成ります。
こうしてたくさんの「下流老人」が生まれていきます。
こうした中で政府は年金財政の不安から2020年には70歳までの雇用確保を法制化しようとしています。背景には年金の支給開始が70歳からにしたい為とも考えられます。
この例は決して標準ではなくむしろ恵まれたサラリーマン家庭の例です。
こうした時代の中で、体力勝負ではなく、自分のペースで、高収入を得られのが
「コンサルタント起業」です。
こうしたメリットの多い「コンサルタント起業」ですが
一方で「どこに顧客ががいるか」
「どのように自分の能力を商品化するか」
「どのように顧客と契約をするのか」
「自分の経験は生かせるのか」
商品づくり、集客、契約などについてコンサルタント起業に際し様々な不安や疑問が有る事も事実です。
私も20年前に51歳の時脱サラし、セカンドキャリア起業でコンサルタントとして独立しましたので読者の皆様の不安は痛いほど感じます。
子供二人の学費やまだ20年近く残っていた家のローン、車の維持費などの生活費は当たり前ですが私の両方に大きくのしかかりました。会社が半分負担してくれていた健康保険や厚生年金の保険料も100%自己負担です。
思いのほか交通費が掛かることも記憶に残っています。
毎月決まって銀行口座に入っていたお金が一銭も入ってこなくなったわけですから不安でいっぱいになる日も多かったからです。
起業は料理作りに似ています。
料理を始めて作るひとはどうしたら失敗しないで料理を作る事が出来るのでしょうか。
難しいフレンチ料理は勿論、肉じゃが一つも作れません。
「レシピ」が必要です。
「レシピ」があれば大きな失敗はしないで済みます。
そこで私は20年間のコンサルタントとしての経験(失敗やつまづきもも含め)を活かしてセカンドキャリアコンサルタント起業のレシピを作成しました。
貴方の経験や知識、得意な事、やりたい事を商品にする方法
貴方の商品を必要とする顧客を集める方法
集まった顧客に商品を購入してもらう方法
私が起業した時は現在の様なネット環境や起業のツールはほとんど有りませんでした。
従って実際に退職した時に得ていたサラリーマン時代の収入(約1000万円)を得るまでに7年間掛かりました。現在で有れば1年間みっちり努力すれば実現できます。
単に短期間で実現するだけではなく長期間にわたって高額な収入を得る事が可能です。
加えてコンサルタントは「事業主や企業の医者」ですので尊敬されます。
自分の経験や知識でたくさんの人々に貢献できるのですからこれ以上の喜びは有りません。
仕事に対する情熱が有り、得意技が有り、得意技にお金を払う顧客が有れば起業は100%成功します。
このブログでは私の20年間のコンサルタントとしての経験(失敗やつまづきもも含め)を余すことなくお伝えしていきたいと思います。
コンサルタントで起業される方を精一杯応援していきます。
あとはあきらめないでやり続けるだけです。